車のオークション会場によって事故車扱いの基準が違う理由とは?安心して車を購入する方法

この記事を書いた人

上海交通大学修士課程修了後、新卒で中古車業界最大手に就職。営業の現場から経営戦略まで幅広く業務を経験。 2022年に(株)Contigoを設立。

事故車として扱うか否かの基準は、実は車のオークション会場によって異なるため、取引時のトラブル発生を未然に防ぐためにも、安心して車を購入できる方法を理解しておく必要があります。

この記事では、オークション会場によって事故車扱いの基準が異なる理由と安心して車を購入できる方法について紹介します。

オークションによって事故車扱いの基準が異なる理由とは?

一般的に事故車の定義は「自動車公正取引協議会」や「日本中古自動車販売教会連合会」「日本自動車査定協会」の3団会で統一基準が作られています。

しかし、それぞれのオークション会場が独自にルールを設けているため、事故車の判断に統一性を持たせられないのが現状です。

統一性を持たせられない理由のひとつは、事故車かどうかの判断が非常に難しい車がオークションに出品されるケースがあるためです。

各オークションでは「修理履歴判定マニュアル」と呼ばれる規定に基づいて独自ルールを設けており、事故車扱いの基準を統一させるような働きかけは行っていますが、実際には各々のオークション会場に判断が委ねられているという現状があります。

オークションで安心して車を購入するには?

修復歴のない車を安心して購入するにはどのような方法があるのか、以下の3つの方法を順を追って解説します。

・方法1.車のオークション代行業者を利用する

・方法2.車の下見を代行業者にやってもらう

・方法3.評価基準や内外装の基準を明確にしているオークションを利用する

方法1.車のオークション代行業者を利用する

車のオークションを利用する際のトラブルを防ぐためにも「オークション代行業者」の利用をおすすめします。

オークション代行では、通常個人向けのオークションで発生する車の出品から落札、必要書類の準備までの流れを専門の業者が代行してくれ、業者専門のオークションで車を購入/売却できるサービスです。

代行業者は、数多くの車をオークション会場で見ているので、その経験上事故車かどうかを見分けることも可能なので、落札したあとのトラブルを未然に防ぐことができます。

オークションや車の査定に慣れていない場合、車の確認を念入りに行っても限界があります。

そこで、オークション代行のプロに判断してもらうことで、トラブル発生を最小限に抑える方法が効果的です。

方法2.車の下見を代行業者にやってもらう

オークション代行業者は出品される車の下見を行うことができます。

つまり、下見を行ってくれる代行業者であれば、実車を確認することができるので、誤って事故車を購入するような事態を防ぐことができます。

代行業者を選ぶ際には、実際に現地で「車の下見」を行ってくれる業者を選ぶように心がけましょう。

方法3.評価基準や内外装の基準を明確にしているオークション会場を利用する

すでにご説明したように、各オークション会場によって事故車の定義が異なるため、オークションを利用する際は「評価の基準を一般に広く公開しているオークション会場を選ぶ」ことをおすすめします。

評価方法や外傷、内装評価基準、修理歴の定義を明白にしているオークション会場に出品すれば、購入後に事故車であることが発覚して、トラブルなどが発生するリスクを高い確率で回避できます。

WEBサイトに公正明瞭に車の評価基準を提示しているオークション業者であれば、小規模オークションよりも信頼感があります。

実際にどのオークション会場で車を購入するかは事前に代行業者とよく話し合いましょう。

まとめ

この記事では、オークション会場によって事故車扱いの基準が異なる理由と安心して車を購入できる方法について紹介しました。

オークション会場によって事故車扱いの基準が異なります。基準が異なる理由としては、オークション会場に出品される車が事故車扱いか判断が難しい場合があり、判断が各々のオークション会場にゆだねられていることが挙げられます。

そのため、オークションで車を安心して購入するために「オークション代行業者」の利用をおすすめします。

オークション代行業者では、出品される車の現車下見を実施することができ、車の状態を確認することができるため、トラブルを防ぐことができます。