個人が車のオークションを利用する2つの方法を徹底比較!

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上海交通大学修士課程修了後、新卒で中古車業界最大手に就職。営業の現場から経営戦略まで幅広く業務を経験。 2022年に(株)Contigoを設立。

個人が車をオークションに出して売るのは簡単ではありません。

車のオークションとして最も有名なのは業者オークションで、中古車の買取業者と販売業者の間で取引が活発におこなわれています。

このような車のオークションに個人でも参加したいと思うこともあるでしょう。

この記事では業者オークションへの個人の参加についての事情と、個人がオークションを利用する2つの方法を紹介します。

車の業者オークションには個人は参加できないのが原則

結論としては、車の業者オークションには原則として個人は参加できません。

なぜ参加できないのかをまずは理解しておきましょう。

古物商許可や車の展示・販売場所が必要だから個人には難しい

業者オークションに参加するには古物商許可を取得することが必須です。

中古車を買い取って販売するには、古物商許可を得なければならないことが法律によって定められています。さらにオークションに入会するには車を展示・販売する場所を用意することが求められているのが一般的です。

そのため、個人で資格を手に入れてオークションに参加するのは容易ではありません。

個人事業主として古物商許可を取れば業者として参加できる

個人が業者オークションに参加するには個人事業主になって、古物商許可を取得するという方法があります。

ただ、古物商許可を取るためには古物営業法に従って規程を整備して、公安委員会に申請して認められなければなりません。

具体的には、主たる営業所の所在地を管轄する警察署(防犯係)に届け出を行います。手続きには1か月ほど時間がかかるほか、19,000円の手数料が必要になります(参考:警視庁ホームページ)。

これは手続きが大変で時間もかかるため、個人が業者としてオークションに参加するのは現実的ではなく難しいと考えた方が良いでしょう。

個人が車のオークションを利用する方法

個人でも車のオークションに参加する方法が2つあります。

代行業者に依頼する方法と、個人間オークションに参加する方法があるので、それぞれの特徴を紹介します。

代行業者に依頼する

業者オークションの代行業者を利用すると、個人でも車を出品できます。

代行業者が代わりに出品して取引をしてくれる仕組みです。古物商許可などは必要ないので気軽に利用できるのが魅力です。

業者間取引の高めの相場で売れるのも代行業者を利用するメリットでしょう。

個人間オークションに参加する

個人間オークションであれば個人でも自由に参加できます。

車の出品が可能なオークションサービスを選ぶ必要がある点には注意しましょう。また、個人間でのやり取りになるのでトラブルが起こるリスクも高めです。しかし、古物商許可なども不要ですぐに出品できる魅力があります。

業者を介さないので高く売れるチャンスがあるのもメリットです。

代行業者と個人間オークションを徹底比較

代行業者の利用と、個人間オークションへの出品ではどちらが良いのでしょうか。4つの観点から両者を徹底比較するので参考にしてください。

利便性の高さ

利便性の高さではどちらも優れています。代行業者なら契約を済ませたらほとんど任せきりでオークションへの出品や落札後の手続きを終えられます。

個人間オークションでは出品手続きや落札者とのやり取りが必要になりますが、業者との手続きが一切不要です。便利な部分がそれぞれ異なるので、負担に感じる部分が少ない方を選ぶのが良いでしょう。

売れやすさ

業者オークション代行の方が売れやすくなります。業者オークションでは毎日活発な取引がおこなわれていて、多くの車の売買が成約しています。

適正な売り切り価格にすれば、ほぼ確実に売れるのが特徴です。個人間オークションでは人気があって良好な状態の車でないとなかなか売れないというリスクがあります。

手数料の安さ

手数料の安さはケースバイケースです。代行業者を利用すると手数料は5万円~10万円くらいかかります。

一方、個人間オークションでは落札代金に比例する手数料がかかることが多く、ヤフオクでは10%の負担が必要です。10万円で売ったら1万円だけなので安くてすみますが、200万円で落札されたら20万円もかかるので代行業者を利用した方がお得です。

高く売れそうな車ほど代行業者を選んだ方が安上がりになるでしょう。

トラブルのリスク

オークションでのトラブルは代行業者を使えばほぼ心配ありません。

信用できる業者を選べばスムーズに取引を進められます。個人間オークションでは落札後にキャンセルされたり、車を引き渡したのにお金が振り込まれなかったりするトラブルが起こることがあります。

トラブルを回避するには、業者オークション代行を利用するのがおすすめです。

まとめ

車の業者オークションに個人が参加するのは難しいですが、代行業者を利用すれば出品できます。

個人間オークションにも車を出品することが可能です。両者を比較すると、利便性や手数料の安さは一長一短ですが、売れやすさやトラブルのリスクの低さでは代行業者の方が優れています。

個人がオークションで車を売りたいときには、まず業者オークションの代行を検討しましょう。

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