車のオークションに下見は必要?現物下見で「できること」と「できないこと」のまとめ

この記事を書いた人

上海交通大学修士課程修了後、新卒で中古車業界最大手に就職。営業の現場から経営戦略まで幅広く業務を経験。 2022年に(株)Contigoを設立。

オークションの現物確認について興味を持たれている方は多いですよね。

しかし、実際に車のオークションは購入希望者が直接車を見ることはできません。その代わり、オークション代行業者が下見を実施してくれます。

この記事では「車のオークションで下見は必要なのか?」についてや現物下見で「できること」と「できないこと」について紹介しています。

車のオークションに下見は必要?

車のオークション会場には毎日多くの出品車が運び込まれてきます。

そのため、出品前に検査員が車の状態を確認していますが、1つの車に多くの時間をかけて念入りに確認することはできません。

最長でも15分が限界であり、短い時間だけで車の品質を完璧に判断することは難しい傾向があります。

つまり、車ごとの細かい品質確認を行うためにも、現物確認はオークションで車を選ぶ際に重要なポイントになります。

現物確認を行うためには、オークション代行業者に確認してもらう方法が最適と言えるでしょう。

現物下見でも基本はノークレームが原則と言われている

ほとんどのオークション会場では免責事項として「万が一、現場下見に見落としがあった場合でもノークレームで対応する」という規定を定めています。

つまり「車の状態確認はオークション代行業者次第」ということです。

自分が今後所有する車であるからこそ、やはり車の状態は気になるものです。

よほど悪質なオークション業者でない限り現場下見に手を抜くことはありません。

現場下見はオークション代行業者を利用する際の「信頼の証」にもなります。

車のオークション下見でできること

車のオークションの下見でできる事は以下の2点です。

・オークション下見でできる事1:車の写真を受け取る

・オークション下見でできる事2:業者から話を聞く

オークション利用前に必ず覚えてほしい内容です。

是非参考にしてください。

オークション下見でできる事1:車の写真を受け取る

オークション会場では、車の写真撮影が許可されているケースがあります。

オークション会場によって写真撮影が許可されていない可能性もありますが、もし写真撮影が許可されている場合には写真を添付してもらうことをおすすめします。

添付された写真の中から自分が希望する車を選択する方法がベストです。

ただし、写真と現物の状態にも差がありますので注意してください。

オークション下見でできる事2:業者から話を聞く

オークション会場では中古車の状態を口頭で教えてもらうことが可能です。

車の状態確認も大切ですが、最終的には中古車の状態を口頭で教えてもらうことが1番の有益情報になります。

口頭で教えてもらった情報を元にオークション代行業者から話を聞き、車を選ぶ方法がおすすめです。

車のオークション下見でできない事

反対に以下の2点は車のオークションの下見ではできません。

・オークション下見でできない事1:車の価格交渉

・オークション下見でできない事2:車を動かす

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

オークション下見でできない事1:車の価格交渉

オークションの下見では「車の価格交渉」ができません。

価格交渉はオークションが開催されてからはじめて行うことができます。

つまり、オークション下見の段階では「車の状態確認」や「口頭で車の状態を教えてもらう」ことしかできません。

オークション下見でできない事2:車を動かす

オークションの下見段階では「実際に車を動かす」こともできません。

そのため、あくまで外観の傷や内装の状態確認しか実施できないことになります。

車を動かすことができれば、さらに念入りな状態確認を行えますが、残念ながらできません。

まとめ

この記事では「オークションの下見」についての内容を紹介してきました。

「オークション利用時の下見」は、オークションで車両を購入する際の重要なポイントになります。そのため、オークション代行業者には必ず現物確認を行ってもらうことをおすすめします。

オークション代行業者を利用する際にも「オークション前の現物確認を行ってもらえるのか、もらえないのか」をひとつの基準にするといいでしょう。

自分にとって最適な車を選ぶためにも、オークション利用時の下見は必ず実施することをおすすめします。

この記事の内容を参考にして、是非オークション代行サービスを利用してみてください。