車のオークションで使われる「修復歴」とは?修復歴を見分ける3つのポイント

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上海交通大学修士課程修了後、新卒で中古車業界最大手に就職。営業の現場から経営戦略まで幅広く業務を経験。 2022年に(株)Contigoを設立。

オークションで車を購入する場合に気になるのが「修復歴」です。

「修復歴」とは、車がどのような状態にあるのかを判断する情報になります。

とくにオークション利用時には「修復歴があるクルマかどうか確認する作業」が重要です。

この記事では、オークションで使われる修復歴の意味や修復歴の見分け方について紹介します。

オークションで使われる修復歴とはどんな意味?

修復歴という言葉を聞いても、聞き慣れない方が多いかと思います。

修復歴を簡単に説明すると「車両の骨格に当たる部分に交換もしくは修正した経歴のある車」のことを意味します。

普通自動車の「骨格」にあたる部分は以下の通りです。

・フレーム(サイドメンバー)
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア
・ラジエーターコアサポート

ただし、修復歴の中でもボディの外部交換や板金塗装した修理内容であれば修復歴有りの車には該当しません。

理由としては、車は走行することに関して安全性への影響がないためです。

そのため、車の修理を行った場合に、必ず修復歴有り(=事故車扱い)となるわけではないことを覚えておきましょう。

実際に修復歴を見分けることは難しい

実際に「修復歴」があるかどうかを初心者の方が見分けることは難しいかもしれません。

修復歴有りの車と言っても、修理箇所による車への影響度は大きい場合もあれば小さい場合もあり様々です。

具体的に説明すると、車の骨格部位に「ラジエターコアサポート」と呼ばれる箇所があります。

仮にフロントバンパーを損傷した場合、ラジエターコアサポートにも損傷が及びますが、走行への支障や影響はに微妙であることから修復歴有りと無しの判断がプロの査定士でも難しい特徴があります。

そのため、相応の車の知識がないと、こういった修復歴には気が付かない可能性があります。

修復歴を見分ける3つのポイント

ここでは、テクニックとして修復歴を見分けるポイントをご紹介します。

・ポイント1:塗装全体の均一性とパネルやテールランプの隙間、大きさの修復歴確認

・ポイント2:ドア周りの修復歴確認

・ポイント3:フロントフレーム周りの修復歴確認

それぞれのポイントについて、オークション代行業y者がどんな箇所を念入りに確認するのか詳しくみていきましょう。

ポイント1:塗装全体の均一性とパネルやテールランプの隙間の大きさの修復歴確認

まずは「塗装全体の均一性」と「パネルやテールランプの隙間、大きさ」を確認しましょう。

具体的には塗装面やパネル、テールランプの隙間の大きさなどが左右均等になっているのかについて修復歴の確認を行います。

ポイント2:ドア周りの修復歴確認

次にドア周りの修復歴確認を行います。

車の中でもドア部分は修復歴があるのか、ないのかを判断しやすい箇所です。

特にオークション代行業者は、ドアを取り付けるボルトを外した痕跡はないのかなどを時間をかけて念入りに確認します。

もし、オークション代行業者が違和感を感じた場合、すぐに連絡を入れてくれるので安心です。

ポイント3:フロントフレーム周りの修復歴確認

最後にフロントフレーム周りの修復歴確認を行います。

修復歴がある車は全体的に歪みの症状が出やすくなっています。

そのため、車の一部だけを修復しても目利きの良い代行業車やオークション内の検査員であれば、違和感に気づく可能性も高くなるでしょう。

フロントフレーム周りの修復歴確認は注意してほしいポイントの1つです。

まとめ

車のオークションサービスを利用する際には「修復歴の確認」は必ず必要になる作業です。

希望する車がどんな状態なのか、どのような使用目的で使われていたのかを把握することでトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。

もし、自分で修復歴を判断できるか心配、という方は「オークション代行サービス」を利用して業者オークションでの購入/売却を検討しましょう。

オークション代行では「車の修復歴」について詳しくスタッフがあなたの代行で車の状態を確認し、購入を希望する車に問題がないのかをプロの目線で判断してくれます。

もし、修復歴の確認に自信がない初心者の方には是非おすすめしたいサービスです。